NTT西日本と西日本電線の工場内における運搬ロボット活用トライアルの実施について
2023.02.02 お知らせ
2023年2月1日
西日本電信電話株式会社 大分支店
西日本電線株式会社
NTT西日本と西日本電線との工場内における運搬ロボット活用トライアルの実施について
~「スマートファクトリーの実現」をICTの力でサポート~
西日本電信電話株式会社大分支店(支店長 三苫 博幸 以下、NTT西日本 大分支店)と西日本電線株式会社(代表取締役社長 新間 俊夫 以下、西日本電線)は西日本電線本社工場における光ファイバーケーブル製造過程のDX推進に向けた運搬ロボットの活用トライアルを実施いたします。
1.背景・目的
大分県内の製造業においては慢性的な人材不足が課題となっており、DX 化の推進による業務効率化が急務となっています。西日本電線においては、過去から光ファイバー製造工程を中心に、光コネクタ端子の製作ロボットやAGV(※)の導入により業務効率化を図ってきましたが、この度更なるDX推進に向けて、NTT西日本が提供する運搬ロボットを活用した工場内運搬作業の自動化のトライアルを開始いたします。
※反射テープ等によって決められた動線上を誘導する主に製造現場で使用する無人搬送車の一種
2.実施概要
(1)実施業務:光コネクタ端子部材の運搬業務
通信用光ファイバーケーブルのコネクタ加工工程において、加工された部品を各組み立てラインへ運搬する作業があり、従来は従業員が手で持って運んでいたところをロボットでの自動化に向けたトライアルを実施します。現在、西日本電線本社工場にて使用しているAGVについては、決められた動線上のみで部材等の運搬が可能で、障害物は回避できませんでしたが、今回導入する運搬ロボットについては、障害物を回避しながら決められた場所に部材を運搬することが可能です。今回のトライアルで、更なる業務の効率化等の効果を検証して参ります。
<運搬ロボットのイメージ> <トライアル模様>
(2)実施予定期間
2023 年1月31日(火)~2023年2月24日(金)
(3)実施場所
西日本電線 本社工場(大分県大分市春日浦)
(4)役割分担
NTT西日本 大分支店 | ・運搬ロボットの提供、トライアルにおける課題の解決策検討 |
西日本電線 | ・ロボットを活用した運搬作業のトライアルと課題の洗い出し ・部品運搬工程以外での運搬ロボットの活用検討 |
3.今後の展開
今後もNTT西日本 大分支店と西日本電線は、西日本電線の各種製造工程における運搬ロボットの活用や、ロボット以外の分野も含めた更なるDX推進に向けた共同検討を行い、大分県内の製造業における人材不足解消や、地場産業の更なる発展に貢献して参ります。
(左から、三笘 博幸NTT西日本大分支店長、新間 俊夫西日本電線代表取締役社長)
(中央は、西日本電線マスコット:にしぴー広報部長)