ニシチューブは、120℃以上に加熱すると収縮します。
ただし,熱源の容量,被物体の大きさによって収縮に要する時間は異なります。
収縮加工の際には、下記をご参考にして下さい。
1.加熱収縮させるときの熱源
(1)電源がある場合…工業用ドライヤー,赤外線ヒーター,電熱器,電気炉など。
(2)電源がない場合…トーチランプ,インスタントガストーチ,ガスバーナーなど。
2.加熱収縮方法
(1)電気炉などを使用する場合
電気炉内部の温度を120~160℃の範囲で均一にし,ニシチューブを被覆したい部分に挿入した物を、その中に入れて下さい。
加熱時間は被物体によって異なりますが,5~10分で完全に収縮します。
(2)トーチランプ,工業用ドライヤーなどを使用する場合
ニシチューブを挿入した被物体の一端から他端へ,また中心から両端へ加熱し,収縮させて下さい。(図A,図Bをご参照下さい)
加熱は局部的にならないよう、均一に行って下さい。
3.ニシチューブの切断長さ
一般に対象物よりニシチューブの長さは約10%長くしますが,複雑な形状の場合は,対象物に対して余裕をもった長さで切断して下さい。
4.ニシチューブの切断
ニシチューブを切断するときは,鋭利な刃物で切り口が一直線になるように切断して下さい。
5.保管方法
直射日光が当たらない40℃以下で保管して下さい。